| 医学の窓 |
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中学一年、高校三年での定期麻疹ワクチン |
平成19年7月、東葛地区の麻疹流行についての協議会が柏健康福祉センターでもたれました。 |
(文/徳重 愛二郎) |
| 体内時計と日内リズム |
| ほとんどすべての生物には、約24時間周期の生態リズムがあり、昼夜変化などの24時間 周期の環境サイクルに同調しています。もし、昼夜の変化がなく時刻もわからない状況にお かれたとしても、このリズムは24時間より少しずれた25時間前後の周期で保たれること がわかっており、それは体内時計が存在するためで、ヒトの場合、脳の深いところにあると いわれています。 東西飛行や交替勤務による時差ぼけなどの心身の不調は、このリズムの乱れを示す身近な例 といえましょう。 疾病との関連では、心筋梗塞の発作・突然死・脳血管障害の発症に日内リズムがあることが わかっています。例えば、脳梗塞は夜間に、脳出血は朝起床後に高頻度に起きるというよう に。 日内リズムに関連して、疾病発症の誘因となる外的因子としては、運動・食生活・アルコ ール・喫煙・気象条件などが、内的因子として各種の基礎疾患(糖尿病、高血圧、肥満)・ 自律神経・ホルモンの変化などがあげられます。 これらの内外因子にさらされる私達にとって、せめて自らのもつ日内リズムを知り、うまく つきあっていくことも必要ではないでしょうか。 |
(文/杉下 裕子) |
| 発ガン物質 |
| 1) 七面鳥X(エックス)事件 |
| 1960年、イギリスで10万羽もの七面鳥が肝臓ガンで急死してしまうという事件が発生 しました。これは七面鳥X事件と呼ばれ、調査された結果、飼料のピ―ナッツに「アスペル ギルス・フラブス」という麹カビが繁殖して、アフラトキシンBという猛烈な発ガン物質を 産生していたことが分かりました。 ネズミの実験で、アフラトキシンBを餌に15ppb (10億分の15)まぜただけで、100%肝臓ガンになるという恐ろしい結果がでました。 アフラトキシンBの構造は、遺伝子の構成物質と大変よく似ているため、遺伝情報の中にアフ ラトキシンBが入り込んで正しい情報を変えてしまい、細胞がガン化してしまうことが分かっ ています。 |
| 2)「われわれは、発ガン物質の海の中を泳いでいる」 |
| と国立がんセンターの杉村隆総長は、言いました。 私たちの身の回り、特に食物の中にはおびただしい発ガン物質が含まれていると考えられて います。発ガン物質の中でも強力なものは、ピーナッツのカビなどに含まれているアフラト キシン、タバコの煙の中に含まれているベンツピレン、魚や肉の焼き焦げの中にふくまれて いるトリプP1、P2などです。また、私たちの腸内で作られるニトロソアミンも強力な発 ガン物質です。ワラビの中の成分、ソテツに含まれているサイカシンなども有名です。 食品だけではなく農薬、薬、工業材料などにも発ガン物質はたくさんあります。 殺虫剤のDDT,農薬のBHCはあまりに有名です。ベトナム戦争で使用された枯葉剤も強 力な発ガン物質です。工業材料のベンジン、塩ビモノマー、排気ガスにも含まれています。 こうした発ガン物質は、すでに発売や使用が禁止された物もあります。発ガン物質を調べる 方法は、ねずみを使った実験が決め手になりますが、時間がかかるため、サルモレラ菌の突 然変異の状態を調べて網に掛け怪しい物質から発ガン実験をおこないます。 最近に突然変異を起こす物質は、発ガンの危険も大きいことがわかっています。 |
(文/中島 麒一郎) |